産学連携

大学・研究室との産学連携を中小企業が始める7ステップ

大学の研究シーズを見つけ、産学連携窓口へ相談し、共同研究の可能性検証へ進むまでを中小企業向けに整理します。
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中小企業の経営者・技術者と大学研究者が試作品を囲んで協議する産学連携
中小企業の経営者・技術者と大学研究者が試作品を囲んで協議する産学連携

大学は遠い存在に見えても、研究成果を社会へ移すことは大学側にも重要な使命です。JSTのA-STEPも、大学等の技術シーズと企業ニーズの適切なマッチング、可能性検証、実用化を支援しています。

ただし、教授へ『何か使える技術はありませんか』と聞くだけでは進みません。自社の課題、提供できる試験環境、製品化の仮説を整理し、大学の研究テーマとの接点を示します。

01

研究室名ではなく、研究テーマと実験能力を見る

研究者の所属や役職だけでなく、最近の論文、研究キーワード、保有する分析・試作能力、共同研究実績、社会実装への関心を見ます。研究成果の新しさと、自社の量産・顧客接点を組み合わせると、双方の役割が明確になります。

  • 大学・研究機関の研究シーズ集を確認する
  • 論文データベースで最近の研究テーマを追う
  • 産学連携本部、URA、TLOなど相談窓口を確認する
  • 大学ファクトブックや共同研究実績も参考にする
02

相談から共同研究までの7ステップ

最初から契約条件を詰めるのではなく、相互理解、秘密情報の境界、技術的な問い、実験計画の順に進めます。大学ごとに手続きや知財方針が違うため、研究者だけでなく産学連携窓口と早めに話します。

段階企業側の準備判断すること
1. 課題定義現象、制約、既存データ研究で解くべき問いか
2. シーズ探索必要機能と専門語研究テーマが接続するか
3. 窓口相談非機密の概要担当研究者と進め方
4. 初回面談仮説、役割、期待成果双方に研究価値があるか
5. 秘密保持開示範囲と既存知財何を守り、何を共有するか
6. 可能性検証試料、評価条件、予算原理が成立するか
7. 共同研究計画、体制、事業仮説成果・知財・公表の扱い
産学連携の進行表
03

大学の『知』と企業の『実装力』を対等に扱う

企業が資金を出すから上、大学が高度技術を持つから上、という関係では続きません。経済産業省と文部科学省のガイドラインも、組織対組織の連携、知的資産マネジメント、大学の知の価値を扱っています。目的、役割、意思決定、知財、公表を早期に共有します。

REFERENCES

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